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体の中が空っぽになる感覚が気持ちいい CHIHIRO YOSHIKAWA

〈体を動かすことの喜びを知る人〉を紹介するHERENESS MEMBERS。第2回は走り始めて1年、心と体の変化を実感している吉川千翔さん。

  • PhotographIORI MATSUDAIRA
  • TextHERENESS

普段着の吉川千翔さんに会うと、バリバリのスポーツウーマンとは見えなくて、落ち着いた文化系なんだろうなと感じさせる。実際に学生時代は、軽音部や英語部に所属するなど音楽や文学、映画などに親しんできた。その彼女が、ランニングを始めるきっかけとなったのは大きな生活環境の変化によってだった。

走ることで得たポジティブな変化

「一昨年の11月に結婚して環境や生活習慣ガラッと変わったんです。それもあって体調の浮き沈みがすごく激しくて。30歳近くなって体型も結構変わってきて、体力づくりとダイエットもかねて始めました」

もともと散歩は好きな方だった。半日歩き続けるのも苦ではなかったし、自然に走ることを始められた。

「ど素人だったので、どのくらいのペースが体力づくりにいいとか、どのくらいじゃなきゃ効果が出ないとかが全く分からなかったんです。最初はランニングマシーンで結構速いペースで20分くらい走って、5分ぐらい歩いてを繰り返して。最近はかなりゆっくり走るようにして自分のペースをつかめました。GPSアプリを入れて、これくらいだと身体が軽く感じて楽に走れるみたいなのがわかってきたんです。自分に甘いんで、結構ゆるゆる走ってます(笑)」

1年と少し続けてみると、変化が見えてきた。体が軽くなり、日常生活にしてもちょっとした動作が楽になって疲れにくくなったそう。

「今は週に1度、週末だけ5kmを目安に走ってます。固定のルートはあるんですけど、そこからちょっとはみ出てみたり知らない道を走ってみたりして、面白さを見つけるようにしています」

吉川さんのランニングスタイルは、あくまで自然体。無理して追い込むことをしないから、長く続けていける。大事にしているのは「気持ちいい」という感覚だ。

「走り終わった後に、身体の中が空っぽになってる感覚がすごい気持ちいいです、はい。あと景色がいい日はすごい気持ちいいですね」

吉川千翔 身長156cm
SMOOTH WOOL T‑SHIRT LONG SLEVE(UNISEX) (INK BLACK) XSサイズ ¥11,000
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✳︎価格は全て税込

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〈HERENESSのSUGARCANE LONG PANTS〉のモデルをお願いした白井伸之さんは 、甲府のコーヒースタンド〈AKITO COFFEE〉で働く傍ら、トライアスロンの超ロングディスタンスレースであるアイアンマンレースを目指してトレーニングに励んでいる。東京から甲府に移住して仕事を楽しみ、フィールドを活かして体を動かす。そんな白井さんがここに至るまでの話を聞いた。

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