サステナブルな消費行動に関心はあるけれど、何からはじめていいのか分からない。そもそも自分一人のアクションに何の意味があるのか、と悶々としたことはありませんか? 今回はそんなモヤモヤを払拭し、気持ちよく取り組むサポートをしてくれるアプリをご紹介します。
mamoru
mamoru (まもる)は人や地球に優しいお店と出会い、よりサステナブルな生活をサポートする無料のアプリ。サステナブルなお店の検索に使用できるほか、SDGsに取り組むコミュニティとも繋がることが可能。
お店探しのマップとして使えるだけでなく、自分で見つけたサステナブルなスポットを追加することでアプリ全体のマップが充実していくという双方向的な関わり方ができるのも大きな魅力です。アプリ内で画像やレビューを投稿すればお店の応援にも繋がります。
*α版(2021年5月現在)
mymizu
mymizuアプリは、外出中どこにいても無料で水を補給することができる参加型プラットフォーム。日本で約6,500箇所、世界では約20万箇所の給水ポイント「mymizuスポット」を公共施設や一般のカフェなどに設置することで、使い捨てプラスチックの削減をはじめ、消費行動自体を変えことを目標としています。
アプリには給水を記録する機能があり、ユーザー数だけでなく、給水のニーズや環境問題に関心を示すユーザーを可視化。また、使わずに済んだペットボトルの数や削減できたCO2の排出量が計測されます。「海洋汚染」「プラスチック問題」となると問題が大きすぎる為、個人としてなにができるか見えにくいのが現状ですが、テクノロジーを通して日常の水分補給をデータ化することで、自分にとってより身近なものにしてくれます。何かしらアクションを起こしてみたいという人は、まずマイボトルから始めてみるのもオススメです。
Pirika
ごみ拾いを楽しくするボランティアSNS Pirika(ピリカ)は、「いざ、ゴミ拾い!」と肩肘を張らず、いつでもどこでも拾った時が「ボランティア」になるアプリ。使い方はいたってシンプル、ゴミを拾ってその写真を投稿するだけ。例えば、ランニング時に休憩で立ち寄った公園で、最寄りのスーパーまでの道端で、といった日常の中でゴミを見つけることは(残念ながら)多々あるはず。もし拾う余裕があれば、たとえ一つでも拾って投稿することができます。
先日、筆者が初めて投稿してみたところ、わずか1日で43件の「ありがとう(≒Likeボタン)」と5件のコメントがつきました(なんて温かい…!)。自分の何気ないアクションに対する「ありがとう」の声は素直に嬉しいものですね。
さらに、拾った場所の付近では毎日のように誰かがゴミ拾いを投稿していることもアプリのマップから判明。すぐに始められる手軽さだけでなく、周りにも活動する人がいると励みにもなり、思いのほかハマる方も多いのではないでしょうか。
「小さなことからコツコツと」というと、始めるのが億劫に感じたり、継続しにくいことが多々ありますよね。しかし、これらのアプリならいかがでしょう? 今すぐ始められそうな気がしませんか? 「楽しいこと、気持ちの良いこと」として日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。私たちも皆さんと一緒に取り組んで行けるアクションを企んでいますので、ぜひそちらもお楽しみに!