学生時代は吹奏楽部に所属し、運動とは無縁の生活を続けていた木曽さんは、社会人になってから体を動かすことの虜になり、今ではヨガインストラクター資格の取得を目指している。
トレーニングを継続できたのは、コミュニティーのおかげ
「学生時代は6年間吹奏楽部で、運動とは無縁の生活でした。社会人になりストレスで太ってしまったので、ダイエットのためにとりあえず走ってみたものの、一人で走るのは辛くて続かなくて。そこでグループトレーニングを行うジムに行ってみたら、どハマりしてしまいました。週5回、1日に2回行くことも。1時間のトレーニングを終えるとたくさん汗をかいて、めちゃくちゃ達成感があって。この感覚を毎日味わうことができたら最高だと思ったんです」
トレーニングを継続できたのは、コミュニティーの存在が大きかったという。仲間と一緒なら一度断念したランニングも楽しむことができた。
「ジムに通い詰めているうちに、友達もたくさんできました。いつの間にかダイエット目的だったことは忘れて、友達に会いに行くのが楽しみになって。グループで取り組むランニングも、話ができるペースで走るのは楽しくて、一人の時とは全く違って辛さを感じることはありませんでしたね。おかげでランニングも好きになり、スピード練習までするようになりました」
コロナ禍で、数々のマラソン大会が中止となり、多くのランナーが目標を失っている。木曽さんもその煽りを受け、走ることへのモチベーションを見失ってしまったという。
「コロナの影響を受けて、出場予定だったマラソン大会が中止になったり、会社のランニング部の活動もなくなりました。仲間と一緒に走ることもできなくなり、走ることへのモチベーションが落ちてしまいました。走ることにおいて、コミュニティーの大切さを改めて実感しました」
ヨガでは人と比べないことが大切
一方で、家の中でもできるヨガをする時間が増えた。ヨガとの出合いは、体を動かすことへの向き合い方を見直すきっかけとなった。現在では、ヨガの先生になる勉強をしている。
「ヨガでは人と比べないことが大切で、ヨガマットの上では自分だけの世界に集中します。振り返ってみると、マラソンをしている時は、どこかにあの人よりも速く走りたいという気持ちがあって、無意識に競争していました。SNSでも知らず知らずのうちに他人を気にしてしまったり。比べることや周りの目を気にすることに疲れてしまっていたんだなと気付きました」
仲間と共にスポーツをすることで、体を動かすことの楽しさを見出した木曽さん。ヨガでは、他人と比べずに自分を見つめることを知った。仲間と体を動かすことの楽しさを共有しつつも、自分自信を見失わない、ちょうど良いバランスを手に入れたようだ
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